感傷

その日が来るまでここで歌うから

24.1.18

書くのを忘れる日が増えてきた。そろそろ書かなくなりそう。

きょうだいから、親と言い合いになったので話を聞いてほしいと連絡が来た。片方の言い分しか聞いていないので何とも言えないが、まあお互い言葉足らずだなと思った(本人もそれは自覚しているようだった)。ひとまず吐き出してすっきりしたようで、何より。

実家に住んでいた数年前まではきょうだい仲が非常に悪く、何ならきょうだいから離れたくてひとり暮らしを決心したみたいなところがあった。ただ最近は、距離を取ったことに加え年を取ったのも良い方向に働いて、癇癪を起こして(昔よりは随分マシになったのだが)親と衝突しがちなきょうだいの相談相手になることも増えた。私に話すときには多少なりとも落ち着いているし、ほとんど相槌を打つだけでも感情の整理ができるらしかった。それに以前は十中八九きょうだいに非があるケースだったが、いくらか大人になった分「親にも非があるのでは」と感じることも多くなった。きっと、自分やきょうだいが年を重ねて主体的行動を取る(取れる)ようになったから、加えて親とも距離を取ったことで客観的に見れるようになったからだと感じる

家族の中で離れて暮らしているのは私だけなので、距離を置くことができる立場で良かったと思う一方、ひとりだけ楽をしていいのかという変な罪悪感もある。私の人生なんだし好きなように生きさせてくれと心の底から思っていても、家族のしがらみは距離を置いたってなくならない。こちらから頼ることもある以上なくすわけにいかないので仕方ないが、もっと薄情な人間だったらこんなに悩まなかったのかなあ、なんてぼんやり思ったり。